近似精度による補間REMO Exporter では、出力されるアニメーションデータの削減のため近似精度による補間を行っています。 REMO Exporter で扱う補間方法には以下の2種類があります。
[近似精度の指定]で設定された近似精度の値は、各フレームのアニメーションパラメータ値において、3ds Max 上での値と REMO Exporter によって補間された値との誤差が、その近似精度の値以下になるようにするための指標値です。 また、この補間に用いられるフレームの最小単位は、3ds Max の[時間設定]ダイアログの[フレームレート]で設定された FPS の値によるフレーム間隔になります。このフレーム間隔によって決まる各フレームのパラメータ値が 補間に用いられる入力値となります。 ステップ補間「2値の可視性」と「モーフターゲット」のみが対象となります。 ステップ補間では、[REMOメイン]の[可視性を2値で出力]をONにした時と同様に、 パラメータの値が0.5以上であれば1.0となり、0.5未満であれば0.0となります。 「モーフターゲット」については、モーファーのチャンネル値によって REMO Exporter が自動的に計算するものであるため、 ユーザーはこのパラメータを意識する必要がありません。
線形補間「2値の可視性」と「モーフターゲット」以外のアニメーションパラメータが対象となります。 線形補間では、各キーフレームを直線で結ぶことでアニメーションパラメータ値を補間します。 上図緑部がキーフレームとして出力されるフレームです。また、上図黄色線部が入力値と補間値の誤差です。 REMOでアニメーションができるパラメータのうち、オブジェクト変換における以下のパラメータについてのみ [近似精度の指定]から設定することができます。
カメラの回転については、他のオブジェクトに対する回転に比べて、アニメーションデータの精度を高くしないと スムーズな回転アニメーションにならないため、[近似精度の指定]では「回転」と「回転(カメラ)」を区別しています。 上記以外のパラメータについては[近似精度の指定]から設定することはできず、 それらのパラメータの近似精度の値は全て“0.01”で設定されています。 近似精度の値による影響近似精度の値が大きくなるほど、出力されるキーフレームデータは少なくなりますが、
その分補間値と入力値との誤差が大きくなってしまいます。 |
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